七夕の物語は中国から伝わりました。今から2000年くらい前に物語ができたと言われています。
織姫と彦星の物語です。

天の神様には娘がいました。
名前は織姫と言って、機織が上手な働き者でした。
しかし ひとりぼっちだったので、神様は天の川の向こう岸にいる彦星と結婚することを許しました。
織姫も彦星も、最初は良く働きましたが、結婚させたら怠けてしまって、働かなくなってしまいました。
そんな二人を見て、天の神様はお怒りになりました。
罰として、二人を天の川の両岸に離ればなれにしてしまいました。
織姫は悲しんでしまったので、天の神様は1年に一度、7月7日だけ合う事を許したのです。
七夕の日に雨が降ると、天の川の水が増えて渡れなくなります。そのときはカササギと言う鳥が羽を広げて橋を作ってくれました。
七夕の物語から何を伝える?
・怠けてしまうのは良くない⇒罰を与えられてしまう。
・1年に一度だけ会える⇒今の生活に感謝しよう。
物語と一緒に、この二点をお話ししてあげてください。
では、短冊に願い事を書いて吊るす意味については、どうでしょうか?
昔の人は7月7日の夜に、針や糸をお供えして、お裁縫が上手になりたいというお願いをしました。
これがお裁縫だけでなく、「字が上手になりたい」と言った事もお願いするようになりました。
そして、今では、上手になりたいことを短冊に書いて、笹に飾るようになったのです。
